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Month: 12月 2016

漫画

LGBTをテーマとした当事者が描いた漫画・エッセイ漫画をご紹介します。

性同一性障害寄りのエッセイ+漫画

オカマだけどOLやってます。

アメーバブログで大人気を博した、新米スローOLライフ。

都内の某会社でOLとして働き始めた主人公。

実は身体は男性。そしてその事実を会社の誰も知りません。

大学を出てフツーに就職したけれど、サラリーマン生活に耐えきれず、戸籍は男性のままでOLとなった日々が淡々と描かれています。

後書きに注目のエッセイ+漫画

男になりタイ! 私の彼氏は元オンナ!

FtM(身体が女性で心が男性)の彼を持つ、レズビアン当事者の竹内 佐千子さんの漫画です。

レズビアンなのにFtMの方から迫られて悩む主人公。

最終的には「好きだから性別は関係ない」というのは真実の名言ですね。

彼のSRS(性別適合手術)についても触れられており、流れを見られます。

単行本のあとがきは必見です。筆者の本当の気持ちや漫画では表現しにくいスピード感などが彼への想いとともに綴られています。

ジェンダー模索中の方にもおすすめ

性別なんて決められない!

「性分化疾患」と診断された矢吹レオさん。

染色体・性腺・性器などが男性型・女性型のどちらか一方に統一されていないか、曖昧な状態である先天的疾患。

分類は約60種類もあり、症状、治療法も様々。

トランスジェンダーでも性同一性障害でもISでもない性分化疾患。

「心も身体もどっちつかずなことが、こんなに辛いとは思いませんでした」

大事だけど、重たすぎない、ちょっと元気がもらえる漫画です。

小説

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LGBTをテーマとした日本の小説をご紹介します。

性同一性障害の葛藤とミステリー

『片思い』(東野圭吾)

スポーツライターである主人公の西脇哲郎は、学生時代に所属していたアメフト部のマネージャーだった理沙子と結婚生活を送っていました。

かつての女子マネージャーの一人である、日浦美月と再会。

実は、彼女は性同一性障害であることを打ち明けます。

殺人事件に、性同一性障害にまつわる様々な人間ドラマが複雑に絡んでくるといったストーリー。

性同一性障害を通して、障害とは何かということも考えさせられます。

日本ゲイ文学の代表

『仮面の告白』(三島 由紀夫)

性的マイノリティに悩む「私」を綴った自伝的。

同性愛者である顔を隠し、異性愛者の仮面をつけて演じて生きる姿が描かれた作品です。

露骨に同性愛をテーマに取り上げたこの長編小説が、当時の日本文学で大きな話題を呼びました。

この作品により三島 由紀夫は一躍、24歳で著名作家となるのです。

妻と恋人の三角関係

『きらきらひかる』(江國 香織)

お見合いで出会った医師と結婚する事になった主人公。

結婚を決めた二人ですが、主人公はアルコール依存症を隠し、結婚相手は同性愛者であることを隠していました。

主人公夫妻と夫の恋人の男性。この奇妙な三角関係を描いた作品は、発表の翌年に映画化されています。

ドラマ

LGBTをテーマとした日本のドラマをご紹介します。

LGBTと向き合う少女

3B組 金八先生 第6シリーズ』(2001年~2002年)

1979年より32年間断続的に放送されるあまりにも有名な学園ドラマ。

6シリーズでは、トランスジェンダーの一つである「性同一性障害」に悩む女子中学生の等身大の姿が描かれています。

3B組に転校生としてやってきた、性同一性障害の鶴本直を熱演する上戸彩さんが印象的でした。

女の子として生まれながらも、心は男の子である鶴本直が、様々な問題や葛藤を抱えながら多感な中学生活を乗り越え、中学卒業するまでの物語です。

性別に振り回される高校生。

IS~男でも女でもない性』 (2011年)

医学的に男女の判別が難しいインター・セクシャル(IS:アイエス)をテーマに描いたドラマ。

中学までは男子として過ごしてきた主人公、星野春。手術により女性の身体になったものの、成長とともに心は男になっていく。

ワケありの女生徒として過ごす春の高校生活。

性別に振り回される主人公が一つの覚悟を決めて歩み出す姿がすがすがしさを感じさせます。

秘密を抱えた男性。

『イノセント・ラヴ』 (2008年)

主人公秋山佳音が、唯一の肉親である兄が両親の殺害容疑で少年刑務所に入れられたことで、殺人犯の妹として様々な困難に直面しつつも一途に一人の男性を愛し抜く純愛ドラマです。

主人公が愛する男性の親友がジュエリーデザイナーの瀬川昴。同性愛者である事を胸に秘めて、親友へ思いを寄せる切なくて複雑な心模様が描かれている作品。

映画

LGBT」に対して保守的な傾向の強い日本。

実は、同性愛をテーマにした映画は古く昔からあるんです。

じわじわ「LGBT」への理解が広まりつつある今、LGBT映画祭が全国各地で開催されています。

日本のゲイ映画のパイオニア

『惜春鳥』(1959年・日本)

日本映画初の同性愛をテーマにしたゲイ映画。

会津若松を舞台に、かつて討幕軍に徹底抗戦して全滅した白虎隊の若者たちと彼らをダブらせながら、そのリリシズムを際立たせています。

人が純粋なまま歳月を積み重ねていくことの困難と、それでも変わることのない友情の美しさを綴る青春映画です。

堕ちた元エリートの岩垣(川津祐介)と、彼を慕う彰(山本豊三)との関係性、彼らの兄貴分でもある牧田(佐田啓二)と白虎隊の舞を踊る芸者みどり(有馬稲子)の虚無的存在感が彼らの人生を包み込んでいくなど、人間関係の奥深さの表現も秀逸です。

思春期少女たちの物語

『ジェリー・フィッシュ』(2013年・日本)

「女による女のためのR-18文学賞」作品の映画化第2弾。

甘く危険な思春期の少女たちのファンタスティックワールドです。

透明感があり艶めかしく、それでいて毒のあるくらげ、ジェリーフィッシュのような少女達の淡くて残酷な恋。

映画初主演の大谷澪と花井瑠美が体当たりで挑む中、人の川田広樹、奥菜恵や竹中直人など多彩な俳優陣が脇を固めます。

【群馬】男女を記さない選挙投票所入場券

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群馬県内の自治体、伊勢崎、太田、安中の3市は、選挙の投票入場券で性別表記を明確に文字で記していません。

LGBT当事者には文字で表記されるのが心理的負担に繋がり、本人の意志とは別にヒミツを暴露される「アウティング」という不安にさらされるでしょう。

性別表記を文字で明確にしない事で、選管職員や他の有権者に入場券を見られた場合のストレスを軽くする狙いがあるのです。

高崎や沼田など16市町村も「男女の記載が直接分からないようにしたい」などと回答し、性別表記の変更を検討していることを明らかにしました。

投票所入場券の記載事項は公職選挙法に規定はなく、自治体で決められています。

総務省からは性別の表現などについて各自治体に検討を求める通知が出されました。

LGBTに関する問題に詳しい共愛学園前橋国際大(前橋市)の前田由美子研究員(ジェンダー論)は「入場券が、戸籍上の性と表現している性が異なることを、他人に知られてしまうきっかけになる。万一アウティングされたらと考えると、投票所に足を運べなくなる人も多い」と説明しています。

全国では性別の表記を変更する自治体が相次いでおり、群馬県内のみならず、今後の動きに期待したいですね。

【東京】LGBT先進企業野村

LGBTが働きやすい職場づくりを目指す任意団体「work with PridewwP)」が主催する、LGBT問題で先進的な取り組みをしている企業や団体を表彰するイベントが開かれました。

アメリカなど海外では既に選ばれていますが、日本では初めて。

もっとも先進的な取り組みをしている「ゴールド」に選ばれたのはJALエクシオジャパンなど53社。

金融機関は9社が選ばれましたが大半は外資系企業でした。

日本企業は野村證券とみずほフィナンシャルグループの2社。

特に野村證券は「ベストプラクティス」も受賞しました。

渋谷区・世田谷区がパートナーシップ制で証明書の交付を決めた際には、野村證券の担当者に他社の担当者から対応方法の相談が相次ぎました。

今やLGBTに関する取り組みで日本企業のリーダー格となっているのです。

もちろん昔からLGBT問題に熱心だったわけではありません。

発端はリーマンショック。

買収で1,000人を越える優秀な人材を獲得しましたが、異なる価値観を持つ有能な人材を活かす仕組みや土壌を気づかなければ宝の持ち腐れ、ひいては野村證券自体が痛手を負いかねない状況だったのです。

当時の日本では最先端であったリーマン・ブラザーズからLGBT施策を受け継ぎ、会社の倫理規程の中に、「性的指向」や「性同一性」を理由とした差別やハラスメントを禁止する文言を追加。

継続的に社員向け研修を実施するなど、きめ細かな施策も実施しています。

【東京】パートナーシップのあれから・・・

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東京都渋谷区のパートナーシップ条例成立から一年。

あれから多くの企業や都市がLGBTフレンドリー化を進めたり、制度編成を実施しています。

新聞やテレビ、雑誌などでも特集が組まれ、「LGBT」という言葉を耳にする機会も増えてきました。

LGBTマーケティングラボ(運営:株式会社レティビー)が

「では、この「LGBT」について、実際現在の認知度はどのくらいあるのだろうか?」

という疑問を元に全国の男女332名を対象に「LGBT認知度」に関する調査を実施しました。

「聞いた事もない」と答えた人約半数。

LGBT」という、「ゲイ」や「レズビアン」などのセクシャルマイノリティーの総称となると「全く知らない」という人が約半数というの現在の状況でした。

つまり、「ゲイ」「レズビアン」など具体的な言葉は知られているということです。

年代別で大きな男女差の違いが出たのは30代。

30代男性の「知っている」と答えた方が63.4%。

「聞いた事がある」と答えた方を含めると73.9%と半数を大きく上回っています。

それに対して30代女性は「知っている」と答えた方が23.8%。

「聞いた事がある」と答えたのは14.3%。

他の年代では男女間にそれほど認知度の違いはありませんでしたが

30代では男女間にほぼ倍の認知度格差がある事が判明しました。

知っている方は渋谷のパートナーシップ条例が施行された後、そのニュースで知った方が増えたと思われます。

【東京】周りにもきっといる意識をもつ

東京都国立市がLGBTの理解を深める研修を開催しました。

LGBTの正しい知識と適切な対応を学ぶのが目的です。

講師は原ミナ汰NPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク代表理事、それに熟田桐子心理カウンセラー。

LGBTは存在が見えにくいので、自分の周りにもいるかもしれないとの意識を持つのが大切」と話しました。

研修には、同市職員を中心に45人が参加。学校からは、校長、副校長、養護教諭など5人が参加。

教員の配慮すべき事柄として「子供自身のことを決め付けない。本人が言葉にするのを待つのが大切」。

体育や水泳時には、子供が求めてきたら個人の着替えスペースを確保するなどの配慮が必要。

LGBTは目に見えにくく、性別規範と密接であることも含め身近な人に頼れない。

社会的孤立などの悩みや社会的偏見を理解し、相談されやすい人になる必要がある。

そういった意識の保有がLGBT支援に繋がると語られました。

参加者のひとり、同市立国立第六小学校の谷川拓也校長は、

LGBTへの知識や理解を深めたいと思い参加した。人権教育への対応の参考にもしたい」

「ロールプレーでは、思ったよりも対応に戸惑った。どう答えたらいいか分からなかった。まだまだ知らない事柄が多い」と、参加理由と感想を語りました。

同研修は、LGBT当事者に市のサービスを安心して利用してもらう環境づくりの一環。

支援の輪も確実に広がりを見せている。

【モロッコ】少女2人無罪に

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キスをしていたとして通報され、同性愛行為の罪で起訴されていた10代の少女2人に無罪が言い渡されました。

北アフリカのモロッコで家の屋根の上で期すや抱擁をしているところを

何者かが写真を撮って家族の元に送りつけ、家族が警察に通報。

二人の身元は「16歳のサナー(Sanaa)」と「17歳のハジャル(Hajar)」。

逮捕された少女らは1週間の拘留を余儀なくされたが、公判までは保釈されていました。

検察の聴取を受け、モロッコの刑法489条に規定されている「同じ性の個人同士によるわいせつな行為または不自然な行為」をした罪で公判が開かれる事に。

有罪と認められれば6月~3年の禁錮刑に処される可能性がありました。

今回判事は「少女たちを親の監督下に置くことで放免とする」判断を下し、二人は無罪になりました。

少女たちの弁護士の1人を任命したモロッコ人権協会(Moroccan Association of Human Rights)をはじめとする人権団体は、刑法489条の廃止を繰り返し要求しています。

人口3500万人のモロッコ。

宗教を重んじる保守派と西側の価値観に開かれたリベラル派に国民が二分されておりいます。

同性愛をめぐっては、近年議論を呼ぶ事件が相次いでいるのです。