LGBT」に対して保守的な傾向の強い日本。

実は、同性愛をテーマにした映画は古く昔からあるんです。

じわじわ「LGBT」への理解が広まりつつある今、LGBT映画祭が全国各地で開催されています。

日本のゲイ映画のパイオニア

『惜春鳥』(1959年・日本)

日本映画初の同性愛をテーマにしたゲイ映画。

会津若松を舞台に、かつて討幕軍に徹底抗戦して全滅した白虎隊の若者たちと彼らをダブらせながら、そのリリシズムを際立たせています。

人が純粋なまま歳月を積み重ねていくことの困難と、それでも変わることのない友情の美しさを綴る青春映画です。

堕ちた元エリートの岩垣(川津祐介)と、彼を慕う彰(山本豊三)との関係性、彼らの兄貴分でもある牧田(佐田啓二)と白虎隊の舞を踊る芸者みどり(有馬稲子)の虚無的存在感が彼らの人生を包み込んでいくなど、人間関係の奥深さの表現も秀逸です。

思春期少女たちの物語

『ジェリー・フィッシュ』(2013年・日本)

「女による女のためのR-18文学賞」作品の映画化第2弾。

甘く危険な思春期の少女たちのファンタスティックワールドです。

透明感があり艶めかしく、それでいて毒のあるくらげ、ジェリーフィッシュのような少女達の淡くて残酷な恋。

映画初主演の大谷澪と花井瑠美が体当たりで挑む中、人の川田広樹、奥菜恵や竹中直人など多彩な俳優陣が脇を固めます。